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インド製生地の特徴とお取り扱い

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  • 2020/02/06

インド製生地の特徴とお取り扱い

インド綿の魅力はサラサラとしてソフトな肌触りが特徴です。

通気性も良く、汗も吸うので、スカートやストール、シーツなどによく使われています。

エスニックなプリントが多く魅力的です。

インド綿生地の取り扱いで注意したい点

これからの季節にとても活躍するインド綿ですが、唯一の欠点が、非常に色落ちしやすい事です。

 

インド綿には天然の染料が使われており、酵素系の漂白剤に弱いという特性があります。

漂白剤は化学反応によって汚れの色素を分解し落とすといった仕組みなのですが、

インド綿は色止めが日本ほど徹底されていません。

 

そのため、汚れを分解する際に布の染色色素までも落としてしまうのです。

日本で販売されている市販の洗剤には、漂白剤が入っていることが多い為、

インド綿を洗濯すると色落ちしやすくなってしまします。

特に色の濃い染色をされている生地は色が落ちやすいので、

注意が必要です。

インド綿生地の洗濯方法

生地を購入後、裁断前に水通しを行うことが大切になります。

水通しといっても、生地を水に浸した状態で放置してしまうと色落ちした色素が、

他のプリント部分を染めてしまう可能性がありますので、

ジャブジャブと水で洗うようにするのがおススメです。

 

その際に色落ち防止の裏技を使うのもおススメ。

インド綿は日本製品とは違い、しっかりと色止めをされていないので、

どうしても色落ちしやすくなっています。

 

色落ちが怖くて洗濯できないといった方にぜひ試ししてほしいのが

「塩」を使った色落ち防止の技です。

桶に水を入れて、塩とおしゃれ着用の中性洗剤を溶かすだけです。

分量は水1リットルに対し塩大さじ1程度。

水1・中性洗剤1・塩1が目安となります。

 

色落ち防止の秘密は、塩に豊富に含まれるマグネシウム、カリウムにあります。

これらの成分がインド綿の染料と結合し、

繊維に定着させることで水に溶けだしにくくなるという事です。

またインド綿は撚りが甘いので、水に通すと縮むといった特徴もあります。

なるべく水には長い時間付けずに、素早く洗濯、水通しを行う事をおススメします。

また干す際には、日当たりのいい場所に干してしまうと色あせてしまうため、

日陰の風通しの良い所に干すことをおススメします。

 

 

インド製の風合いを損なわない様にお手入れをして、少しでも長く使いたいですよね。

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