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生地・織物の種類「く~」
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- 2020/02/06
生地・織物の種類
生地と一言でいってもたくさんの種類があり、生地によっての特徴や、違いは分かりづらいものですよね。
ここでは生地・織物の種類について解説していきたいと思います。
- クレープ
クレープとはしぼ織物の事です。強撚の絹やレーヨンなどを用いて製織後の精錬により表面にしぼを出す手法です。
糸を引きながら強く撚りをかけた後、引くのを緩めることによって出来た輪奈(わな)の特性を生かししわやしぼを作ったものをクレープと呼びます。
表面の凸凹により色合いに深みが出る事が特徴で、フラットクレープ、パレスクレープ、クレープデシン、楊柳クレープ、ちりめんなどが代表的です。
- クレポン
クレポンとはやや大きめのしぼのあるクレープ風の織物の事。
絹やレーヨン、綿レーヨン、綿/ウール交織繊維などを用いて作られます。しぼの出しかたには経糸に無撚りの糸、経糸に強撚糸を織り込んだ平織物にするものと、より糸の本数を変えたり、二本のビームに成形した経糸を用いてしぼを出す手法があります。
透け感があり、少し光沢があるのが特徴です。
- グログラン
グログランとは表面にはっきりとした横畝が現れた平織りの織物です。
経糸に細糸、緯糸に太糸を用い、密度は緯糸を経糸の3~5倍にして織り上げます。
畝の幅はファイユよりも広くオットマンよりも細い。
やや厚手で、しっかりしており、コシがあります。布地のほかに、細幅に織り上げたものはグログランリボンと呼ばれ、帽子の装飾にも使用されています。
グログランとタッサーはよく似ている生地ですが、グログランの方が生地が厚く、畝もはっきりとしています。