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生地・織物の種類「お~」
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- 2019/12/12
生地・織物の種類
生地と一言でいってもたくさんの種類があり、生地によっての特徴や、違いは分かりづらいものですよね。
ここでは生地・織物の種類について解説していきたいと思います。
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大島紬
大島紬とは奄美大島で作られる先染めの生地です。
経糸緯糸とも絹の手紬糸を使い、テーチキの樹皮からとった染料につけてから鉄分の多い泥の中に入れ、黒褐色を基調に染め上げた後に、絣柄に織ります。
紬織物の最高級品とされています。
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オーガンジー
オーガンジーとは薄地で、軽く透けて見えるハリのある状態に仕上げた平織物です。上品な光沢もありドレスやブラウス、造花などに用いられます。
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オックスフォード
オックスフォードとは緻密な組織で、柔かい平らな感触と美しい光沢がある綿織物です。比較的地は厚く感じますが、組織の関係から通気性に富み、しわが寄りにくい特徴があります。
同じ位の太さの経糸2本と、緯糸2本を斜子織にしたものと、経糸の倍位の太さの緯糸を1本だけ打ち込んだものがあります。
ラフな若々しいムードがあり、ワイシャツやスポーツシャツとして好まれています。
イギリスのオックスフォード大学で、この名で売り出したシャツに由来する。
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オットマン
オットマンとは経糸に細番手の糸を打ち、緯糸に太番手の糸2本以上を引揃え、平織り組織に製織したもので、緯畝がはっきりと現われるのが特徴です。
緯畝織物の中で最も畝が太く出る組織です。
代表的な横畝織物ではファイユの横畝ピッチは約0.5mm、グログランの横畝ピッチは約1mm、オットマンは2mm以上が目安となる。
本来この素材は絹織物であったが用途が少ないため、毛、綿、化繊へと移り変わり、メンズのカジュアルジャケットやパンツ等に用いられている。又、緯糸に強撚糸を用いシャリ感をもたせたものをオットマンクレープと呼びます。
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鬼コール
鬼コールとは太い畝のコーデュロイの事です。
縦畝の幅がもっとも広く、1インチあたりの畝の数が4本以下の物を指します。
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オパールジョーゼット
オパールジョーゼットとはオパール加工による透けた模様のジョーゼットの事です。
透けた生地に不透明な模様が浮いて見えます。
※オパール加工とは二次的な仕上げ加工。オパール剤と呼ばれる薬品を使用し、特定の素材を溶解させるダメージ加工の事を言う。
主に綿等の天然繊維に施されます。
応用として合繊等の混紡素材に施すと綿だけが溶解されレースの様に仕上がる等、素材によって様々な結果が得られる。
抜染の一種で、絹、ナイロン、ポリエステルなどの酸に強い繊維と植物性繊維を交撚し、酸化剤を用いて染めます。
染めた部分には侵されるほうの繊維が分解して抜け落ち、侵されない部分だけが残って透けて見える。透かした部分に着色を行う着色オパール加工もあります。